韓国ドラマ『ミスターサンシャイン』の概要、あらすじ、キャストを紹介していきます!
『ミスターサンシャイン』は、tvnで2018年7月7日から2018年9月30日まで放映した土日ドラマです。1900年から1905年まで、大韓民国時代の義兵を中心として話が繰り広げられる作品です。 朝鮮に恨みがある在米朝鮮人、在日朝鮮人が、あるきっかけで朝鮮に戻り暮らしながら、あるお嬢様との出会いにより少しずつ変化する心境も見所となっております。
ミスターサンシャインは、チュンチョン南道ノンサン市ヨンム邑にある「サンシャインスタジオ」で撮影されました。
そして、この作品はキム・ウンスク作家と、演出を務めたイ・ウンボク監督が、「太陽の末裔(2016年)」、「トッケビ(2016年)」に続き、3回目の共同作品となったドラマです。
トップ韓流スター「イ・ビョンホン」を筆頭に、キム・テリ、ユ・ヨンソク、イム・ヨハン、キム・ミンジョン等のキャストが出演しました。
ミスターサンシャインのあらすじ・企画意図
熱く義理堅い名前、義兵
歴史は記録しなかったが、我々は記憶しなければならない無名の義兵たち。奴婢として、牛殺しとして、朝鮮時代の女として、賤民として暮らしていた彼らが望む唯一の 望みは、金でも名誉でもない、自国朝鮮の‘主権’だった。
彼らは震え、崩されながらもたった一つの使命に向かって、一歩一歩前進する名の無い英雄達の、愉快で哀切な、いい気味で重たい抗日戦闘史だ。
ロマンチックな世の中と、彼らの敵
20世紀初の漢城。「東洋と西洋」が、「醜聞とスキャンダル」が、「孔子曰く・孟子曰く」と「トルストイ」が共存していた厄介な時代。
「モダンガール・モダンボーイ」が、珈琲を飲み、クラブで「社交ダンス」を踊る明朗な時代。イングリッシュを習いチョコレートを渡しながら、’LOVE’を告白する甘い時代。
しかし、その中で誰かは、祖国を奪われ大韓民国万歳を叫び、残酷に葬られた喪失の時代。ミスターサンシャインは一番骨身にしみる近代史のゆるしの秘跡だ。
そして、愛。
1905年、アメリカはフィリピンを植民地として授かる条件として、朝鮮を日本の手中に渡してしまう密約を締結する。 桂・タフト協定により翼を付けた日本は、とうとう激烈な野望をむき出した。 エシン(キム・テリ)の朝鮮は力尽き崩壊していく中、なぜ彼女は...こんなに華やかで綺麗なのだろうか...
‘ミスターサンシャイン’はアメリカの利権の為、恩讐がいる朝鮮に渡ってきた黒髪米軍将校「ユジン・チョイ(Eugene Choi)」と、朝鮮の精神的支柱である家門の最後の 血統である「エシンお嬢様」の、哀切で荘厳なモダンジャンルの恋愛物語だ。
ミスターサンシャインのキャスト
ユージン・チョイ(Eugene Choi)役: イ・ビョンホン
ユジン・チョイ(奴婢の子、米海兵隊将校)
父母ともに奴婢で、生まれから奴婢だったが、今は、黒髪のアメリカ男児。異邦人の冷静さ、侵略者の傲慢、傍観者の位置等、複雑な立場を兼ねた男。
9歳になった年、主人のキム・パンソは 私奴婢である ユジンの父母を叩き殺し、彼らの家門が、朝鮮でどれくらいの位置にいるのかを見せつける。奴婢という財産を失ったのは心痛いが、召使い達に反抗した際、どうなるのかを目の前で見せつけたのは、損じゃないという。それがユジンの記憶する、最後の朝鮮だった。
ユジンは、変わり果てた。朝鮮外へと。朝鮮から一番遠い地へ。そんなユジンの目の前に現れたのは、青い目で、金髪の西洋人と、西洋行きの船だった。それは、アメリカ軍艦コラロド号だった。ユジンは、その軍艦に密航し、アメリカへ到着する。彼の目の前には、朝鮮では想像しがたい風景ばかりだ。
だが、アメリカに渡っても、一番下であった階級は変わりなかった。そんな彼は、勝つまで戦い、負けても戦い続けた。
彼が戦いで勝つ度に、彼の名の前には常に‘初’というタイトルがつけられた。東洋系初のアメリカ海兵隊将校。東洋系初の米勇士勲章を受勲。‘初’に至るまでの過程は、常時差別だった。そんな差別を乗り越えることにより、彼の存在はどんどん特別になってきた。
チェ・ユジンが、ユジン・チョイになる日。ユジンは、自分の祖国として‘United States of America’を選択した。
米西戦争を終え、帰ってきた彼を待つのは、名誉な勇士勲章と新たな屯営地、朝鮮だった。勢力を広げている日本と、ロシアを警戒するアメリカは、自国民保護を言い分に、朝鮮に軍隊を屯営させた。
英語、朝鮮語を兼ねたユジンは、このミッションに最適な人物だった。報告書には、‘今日も朝鮮では独立の為に大事な命が犠牲になっている’と記されていた。しかし、ユジンにとって朝鮮という国は、父母を撲殺した国であり、貴族たちが、開化という名分で、祖国を強豪国に売り払う、野望に満ちた国でしかなかった。
朝鮮を発った時から、彼は振り返らなかった。振り返るたびに、悪夢を目にすることが予想内だった。そして彼は、朝鮮へ行く歩みをあと回りとして考えないことにした。
朝鮮はただ渡らなければいけない地、自身が踏まなければならない土台なだけだ。ユジンは決心した。朝鮮を踏みにじり、祖国アメリカに戻ると。
しかし彼は、朝鮮で待ちかねている運命を、まだ知らなかった。彼を揺さぶり渡り、自国‘朝鮮’を救おうとするある女、エシンに遭遇する前までは。
コ・エシン役: キム・テリ
コ・エシン
彼女を囲む醜聞は、世間でも話題だ。15歳の少女も、老嬢と呼ばれる朝鮮の地で、婚期を逃してしまった彼女は、今年で29歳。これはすべてヒソン(ビョン・ヨハン)のせいだ。
ヒソンは、エシンが15歳になった年に、祖父達により婚約したエシンの婚約者だ。顔も知らない婚約者が、日本に留学しに行ったということを、祖父を通して伝えられた。伯母がうらやむ程の婚約なのを見ると、どんな人なのか気になるが、10年経ってもなんの知らせもない。今では、永遠に帰ってこないでほしいぐらいだ。
爺には秘密で、英語を学ぶ学堂に通い始めるエシン。学堂のある人は、近頃を浪漫時代と呼んだ。エシンも同感だ。しかし、彼女の浪漫は珈琲でも、洋装でも、収入品でもない、ドイツ製銃口の中にあった。朝鮮最高の名門家のお嬢さんには、多少過激なロマンだ。
ある日、爺が肉を食べたいといい、ある捕手を探しに行けというお使いを頼まれる。爺は、ただ一つを約束として彼女に‘生気残れ’という命令をした。当時、彼女の歳は20。その日から、ジャン捕手は彼女の師匠だった。彼は、彼女に火薬の使い方、銃の使い方、射撃術などを教え9年がたった今、エシンはターゲットを逃すことはもうない。
そんな彼女の目の前に現れた不思議なアメリカ人と遭遇する事に!?
ク・ドンメ役: ユ・ヨンソク
ク・ドンメ(牛殺しの子)
生まれた時から牛殺しの息子だった。牛殺しは、人扱いされなかった。牛殺しの娘と妻は、動物扱いが日常で、うしごろしの男たちは刀を所持しているが、誰一人斬ることができなかった。出くわす度に白目で見られ、触れる度に唾を吐かれた。理由なく殴られるのがまだましだ。牛や豚以下の存在、それがドンメの位置だった。
ドンメの少年時代は、貴族たちの横暴よりも、賤民が賤民への横暴が、より残酷だった。朝鮮の地、どこにも牛殺しの子であるドンメには、幸せなど無かった。
日本に渡ったドンメは、そこで、自分と同じく刀を扱う浪人と、一緒に暮らすことになった。10歳の時から刀を握ったドンメだった。ドンメの刀は、急所だけを狙い、簡潔で速やかだった。
ドンメは、‘獣を刈る獣のような者’として、彼の前をふさぐ全てを切り裂き、踏みにじんだ。朝鮮、日本構わず切り裂いたが、少なくとも、ここでは牛・豚ではなく、猛獣だった。皆ドンメに怯えた。数年後、日本では、ドンメに対抗する者は、誰一人いなかった。これを慕う群れがつくられ、ドンメは、彼らを率い日本を発った。
朝鮮に戻ってきた理由は、ただ一つ、唯一彼を凝視してくれた、ある女人の瞳。彼女の眼には、蔑視も、恐怖さえもなかった。その女人が、朝鮮最高峰の家門の娘、エシンであった。人間としての用をなす度に、コ・エシン、その名だけで胸がいっぱいだ。彼女だけ生きていてくれれば、世界がどうなっても今は関係ない、ただそれだけだ。
そんなエシンの前で、右往左往うろつくアメリカ人が、かなり目障りだ。割り込みされた気分だ。手にしたこともないのに、ただエシンを愛してるがゆえに、愛に溺れる、愛するがゆえに溺れた、ドンメはそんな漢だ。
工藤陽花役: キム・ミンジョン
工藤陽花(グロリーホテルの社長)
朝鮮名‘イ・ヤンファ’。彼の父は、朝鮮を日本に売った張本人。そんな父の計略で、日本人と結婚し‘工藤陽花’としての人生が始まった。彼女の母は、娘の結婚式にも行くことができなかった。朝鮮人という理由一つで、父に追い出された母だった。
自身に特になるものなら、娘であろうが祖国であろうが、関係なく捨ててしまう父の影響で、捨てられる前に、自分自身を確立しなければならなかった、そんな女だった。父が、歳よりの日本人の金持ちへと嫁に送った時から、陽花は泣くことを止め、噛みつくことにした。
結婚してから経つこと5年。旦那は他界し、陽花は生気無かった青春の保証のように、莫大の遺産を相続された。それが、ホテル‘グロリー’だった。そのニュースを聞き、一番喜んだのは彼女の父、イ・ワニクだった。父にホテルを奪われかけた彼女は、旦那の姓を取り、ホテルを守った。(韓国では、結婚後も名字をそのまま使用する)
漢城の地で、若く綺麗な寡婦は、ホテルを利用する客にとって、また一つの楽であった。モダンボーイ、ダンディーボーイ、ルンペン、朝鮮にいる男性は、皆、ホテル‘グロリー’に集まり、年毎に最高売上を更新した。彼女は、朝鮮の大手になった。
朝鮮の権力は、皆、男のものだったが、その男たちは、常にホテル‘グロリー’に泊まっていた。彼女は毎晩、帝国主義者により踏みにじまれる朝鮮を見ながら、笑みを浮かべる。朝鮮も泣かずに、噛みつけばいいのに、と考え気の毒だった。
彼女の人生は、いつも二番目が本命だった。名前も、祖国も、二番目が本命だった。そして二番目の男、彼までいれば完璧な人生だ。その男はアメリカの軍人である異邦人、ユジンだった。だがこの男、ほかの女を見つめている。その女はコ・エシンだった。
これからあの女に噛みつこうか?
キム・ヒソン役: ピョン・ヨハン
キム・ヒソン(ルンペン、エシンの婚約者)
光のヒ、星のソン。彼は自身の名前通り、常に世間の中心に立っていた。情が深く、愉快で、金持ち、更に金持ちでイケメンな彼は、自称で博愛主義者、他称は浮気者だった。
‘上流が清ければ、下流も清い’という言もあるが、彼の場合、正反対だった。上流があまりにも汚すぎた。意地汚い祖父と、卑怯な父を授かったおかげで情熱ない‘くだらない人間’として暮らしてる。自身の体内に流れる血に怯えていた。権力を手にした瞬間、乱用し兼ねないと思ったためだ。
母がひどく気をもみ、彼はしょうがなく10年の留学生活を清算し、結婚のために朝鮮に戻ってきた。結婚を後回しにしたのはあくどい祖父が決めた女性だったのが理由だった。だが、あの美しい女人が自身の婚約者だと、、
ヒソンは日本での10年を急に後悔し始める。遅れすぎてしまった。もう彼女の心の中に彼が立つ場はなさそうだ。彼女が命をかける朝鮮も、あの異邦人も押し出すことはもう不可能なようだ。彼は唯一、彼女との結婚を延期すること。それだけが彼が、彼女にしてあげられることだ。一目惚れした婚約者に、結婚を破棄してほしといわれ、彼は、深い悩みに沈む。
ミスターサンシャインの視聴率
次はミスターサンシャインの韓国での視聴率を紹介していきます。
この視聴率の数値は、ニールセン韓国社の有料プラットフォームの視聴率基準となっています。
※青文字が最低視聴率、赤文字の最高視聴率となっております。
1話 | 2018年7月4日 | 10.6% |
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2話 | 2018年7月5日 | 11.5% |
3話 | 2018年7月11日 | 12.4% |
4話 | 2018年7月12日 | 11.9% |
5話 | 2018年7月18日 | 12.7% |
6話 | 2018年7月19日 | 13.5% |
7話 | 2018年7月25日 | 12.6% |
8話 | 2018年7月26日 | 13.9% |
9話 | 2018年8月1日 | 12.8% |
10話 | 2018年8月2日 | 15.4% |
11話 | 2018年8月8日 | 14.2% |
12話 | 2018年8月9日 | 15.4% |
13話 | 2018年8月15日 | 15.4% |
14話 | 2018年8月16日 | 17.7% |
15話 | 2018年8月22日 | 14.7% |
16話 | 2018年8月23日 | 17.4% |
17話 | 2018年9月29日 | 8.9% |
18話 | 2018年9月1日 | 16.3% |
19話 | 2018年9月14日 | 16.5% |
20話 | 2018年9月14日 | 18.1% |
21話 | 2018年9月14日 | 16.0% |
22話 | 2018年9月15日 | 18.7% |
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